多くの新機能を搭載したModo 13 対応版「CharacterBox」1.2.0 リリース

Modo 13に対応したキャラクターアニメーション制作向けModo用プラグインCharacterBox」1.2.0をリリースしました。

このアップデートではリグを簡単にカスタマイズする機能追加や、作業を効率化する機能強化など多くの改善が行われています。 CharacterBox 登録ユーザー様は無償でダウンロードすることができます。

新機能

スケールを使用したリグ編集に対応

CBOX1.0.0ではモデルに関節位置を合わせるとき移動と回転のみサポートしていましたが、 1.2.0ではスケールを使用することができるようになりました。 CBOXのプリセットリグを作成しRootItemやスケルトンをスケールすることができるので、 大きさの異なるモデルにリグを設定するのが容易になります。

ソフトIK強度

2DIKに[ソフトIK強度]を追加しました。 ソフトIKはアニメーションで役立ちます。関節が真っすぐに伸びた状態から動きはじめるとき、関節が極端に動いて見える問題を緩和します。

マッスルのロケータ対応

[マッスル]をロケータタイプのアイテムに対応しました。IKゴールをジグルを使用して揺らすことが簡単になります。これは髪が揺れる表現などセカンダリアニメーションの作成に役立ちます。

ミラーウェイトツール

ミラーウェイトツールを追加しました。このツールはModo標準のウェイトマップで動作するため、CBOX以外のウェイト編集にも利用することができます。

対称タグ追加

CBOXが対称のアイテムと認識するための「対称タグ」を追加することができます。 この対称タグはコピー/ペーストや対称編集ツールで使用できるため、リグをカスタムした場合の利便性がより向上します。また、対称タグはRootItem以下の階層にペアレントしたロケータにも追加することが可能です。

リグエディットモードを刷新

リグエディットモードをツールパイプで動作するツールに刷新しました。これによりModoのツール機能にネイティブに統合されます。

対称編集ツール

対称編集ツールを追加しました。トランスフォームツールを使用してリグやコントローラーを左右対称に編集することができます。 また、対称編集ツールはアニメーションで使用することができるようになっており、 Modo12.0以降で対称アイテムへのキーフレームの追加をサポートしています。

※1.0.0で作成したリグには対称タグがないため対称編集が動作しない場合があります。その場合は[対称タグを追加]を設定することで、対称編集ツールを使用できるようになります。

対称アイテム選択

対称で作成したリグや、対称タグが追加されたアイテムを選択することができます。

スケルトンサイズのコピー/ペースト

スケルトンサイズのコピー/ペーストに対応しました。同じ種類のリグであれば複数アイテムのスケルトンサイズをコピーすることができます。

SPIKコントローラーを整列

SPIKコントローラーを整列する機能を追加しました。 FKからSPIKに切り替える場合や、SPIKコントローラを再配置する場合に役立ちます。

ゴール回転に同期

2DIKに[ゴール回転に同期]を追加しました。 1.0.0ではIKゴールの回転に合わせて手や足のスケルトンが回転していましたが、 手や足のスケルトンをIKゴールの回転と同期するかを選択することができます。

FKを2DIKに変換

FKの姿勢をできるだけ維持するように2DIKゴールの位置を移動します。 アニメーションの途中でFKから2DIKに切り替えたい場合に、ゴールの位置合わせが容易になります。

未使用のノードを削除

Delete キーなどModoの標準機能を使用してリグを削除した場合に、シーンにモディファイヤ、グループ、マテリアルが残ったままになることがあります。 [未使用のノードを削除]を使用すると、シーンに残った不要なデータをクリーンアップすることができます。

アクションレイヤー対応

Modo13で追加されたアクションレイヤーに対応しました。アクションレイヤーにアニメーションをコピーしたり、アクションレイヤーを使用したアニメーションをベイクすることができます。

スタンドアロンライセンスツールをアップデート

PCがインターネット接続できる環境であれば、CBOXのライセンスを直接Webサーバーから取得または返却することができるようになりました。 別のPCにライセンスを移動するのが容易になります。

ネットワークレンダリング専用プラグイン

ネットワークレンダリング専用プラグインの提供を開始しました。 1.0.0ではネットワークレンダリングをする場合はモーションをベイクする必要がありました。 1.2.0ではレンダーファームにネットワークレンダリング専用プラグインをインストールすることで モーションをベイクする必要がなくなります。 ネットワークレンダリング専用のプラグインはユーザーページからダウンロードしてください。

  • スレーブモードまたはヘッドレスモードで起動したModoでネットワークレンダリングが可能になります。
  • このプラグインはライセンスを設定する必要ありません。好きな数のPCにインストールして使用できます。
  • このプラグインを使用してリグやアニメーションを編集することはできません。

その他の修正内容については、リリースノートをご参照ください。

Modo 対応バージョン

Windows版 Modo 10.2v2 / 11.x / 12.x / 13.x

アップデート方法

CharacterBox登録ユーザー様は、下記PSOFTユーザーページ内、「製品のダウンロード」から最新版をダウンロードしてください。

製品価格

無償体験版

各製品の無償体験版をご購入前にお試しいただけます。お客様の CharacterBox 上で プラグインを直接ご体感ください。無償体験版は、下記ダウンロードページにてご紹介しております。